子どものお小遣いをいくらあげればいいのか悩んだことはありませんか?
我が家はずいぶん悩みました。今でも悩んでいます。
なぜそんなに悩むのかというと、私立に通っている友だちとの金銭感覚の違いを実感しているから。
そんな中で我が家が考えついたのは固定給プラス歩合制ルールです。
固定給プラス歩合制
固定給プラス歩合ってなんだかサラリーマンみたいですよね。
もちろんそこからヒントを得ました。
サラリーマンの歩合は成果や売上に応じて支払われます。
一方娘にとっての成果はやっぱり学業成績。
各種テストや評定に金額を決めて、それが達成されたら歩合として支払います。
高1ルール
昨年度、高1の時のルールは固定支給として月4,000円×12ヶ月=48,000円を渡しました。
そこに歩合制が加算されます。
各種定期テストで各教科ごとに学校偏差値50以上で1,000円、学校偏差値60ならプラス1,000円。
例えば、学校偏差値が50以上が5教科と学校偏差値60が3教科の場合は、5教科分は5,000円、3教科分は6,000円の合計11,000円を支給します。
また1学期と2学期の成績に応じて、夏、冬のボーナスを設定しました。
各教科の10段階評定に対して×200円にしたので、10教科の評定合計80の場合は16,000円になります。
学年末の成績を加算対象にしなかったのは、通常サラリーマンに春のボーナスがないから。
他には検定試験やベネッセ模試などの外部模試にも一つずつルールを設けました。
※実態としては検定関係は合格できなかったので支給なし。外部模試はベネッセ以外は未受験でした。
このルールでいくと、Max180,000円位渡すことになります。
実際は150,000円程渡すことになりました。
月平均にすると大体12,000円。
これを小遣いとして高いと見るか、安いと見るかはそれぞれだと思います。
私は当初高いと思いましたが、それで本人のモチベーションが上がり成績に結びつけられたので、結果良かったと感じています。
交通費以外はこのお小遣いで全て対応させたので、ちょこちょこ渡すよりも案外お得かもしれません。
もちろんディズニーもこれで行ってもらいました。
しかし上記のルールを一年続けてみてデメリットも見つかりました。
それは基準となる成績が学校偏差値にしたこと。
元々偏差値の高い学校ではないので、比較的簡単に成績をクリアできてしまいます。
娘は娘なりにとても頑張って勝ち得た報酬なのでその努力は認めますが、大学受験を意識するとなると学校偏差値だと井の中の蛙大海を知らずになってしまいます。
そこで高2ルールは少し変更を加えてみました。
高2ルール
基本的には定期テストや評定合計などで算出する歩合制です。
定期テストの場合これまでは学校偏差値50以上で1,000円支給→500円に変更。学校偏差値60以上プラス1,000円は変更なし。
夏・冬のボーナスは10段階評定合計×200円→100円へ変更。
その代わり、英検や数検などの検定試験で合格した際の報奨金は20,000円、外部模試は各教科全国偏差値50以上で10,000円に設定しました。
このルールだとMax350,000円を超えます。
はい、昨年度よりかなり上限を高くしています。
校内の平均をクリアしたくらいではそこまで小遣いはあげないけど、全国偏差値で成果を上げると金額UPする仕組みです。
このルールがどう機能するのか?娘にこのルールのMax金額を見てモチベーションは高くなったようです。
お金で釣るなんて…とお叱りを受けそう
ここまでお読みいただいている方々からはお金で釣るなんて…とお叱りを受けそうです。
確かにそうなんですよね、これに関しては今でも葛藤があります。
アウトプット(成果)よりインプット(過程)に対しての報酬の方が効果的、という内容の本も読んだことがありますし。
大学受験までの時間を考えると、過程も大事だが成果がもっと大事なような気もしますし…
私自身、これまで子育てや教育は手探り状態でやってきています。
何が正しいのかは分かりませんが、我が家はこれで今年もやってみようと思います。